宮崎県



2016年 11月25日(金) MRT micc3階 エメラルドホールにて
乳がん情報ネットワーク主催により「乳がんと生殖医療」について特別講演会を開催

宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座産婦人科分野主任教授
鮫島 浩

 この講演会は、宮崎県の乳腺診療を専門とする施設、その医療者を中心に設立した社団法人「乳がん情報ネットワーク宮崎」が主催により、宮崎県内のがん治療や生殖医療にたずさわる医師、スタッフを対象に「がんと生殖医療」について、広く知っていただくことを目的として行われました。

 柏葉匡寛先生(ブレストピア宮崎病院 副院長)には、「乳がん術後薬物療法の意義」と題し、乳がん術後化学療法や内分泌療法についてその意義や内容、期間について御講演をしていただきました。鈴木 直先生(聖マリアンナ大学 産婦人科学 教授)には、「若年性乳がん患者に対する妊孕性温存療法の現状-その適応は?」と題しまして、現在行われている妊孕性温存を目的とした技術やその適応について御講演いただきました。座長には鮫島浩先生 (宮崎大学医学部 生殖発達医学講座 産婦人科学分野 病院長/教授)、玉田修吾先生(ブレストピア宮崎病院 副院長)をお迎えしました。 最後に玉田修吾先生が「Oncofertility Networkについての提案」を行い、今後のネットワーク構築の必要性について提示を行いました。

 主に乳がん治療を専門とする医療機関や生殖医療を行う医療機関のスタッフが参加し、乳がん治療と妊孕性温存技術や、その技術の必要性について学び、各方面の医療者が連携をとって患者さんのQOL向上のために啓発していく必要性について勉強しました。

 翌日には地域の一般新聞にも大きく取り上げられ、話題となりました。

当日プログラムのPDFはこちら

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  • 鈴木 直先生

  • 翌日の宮崎日日新聞