『第16回関西がん治療と妊孕性温存の勉強会』が開催されました(開催レポート)
『第16回 関西がん治療と妊孕性温存の研修会』のご報告
2025年12月7日にIVF大阪クリニックで開催しました『第16回 関西がん治療と妊孕性温存の研修会』のご報告です。
今回は、大阪府健康医療部健康推進室健康づくり課 生活習慣病がん対策グループの久保田順子様から『妊孕性温存治療助成事業の概要と大阪府における実績』について、北野病院産婦人科主任部長の堀江昭史先生から『若年婦人科がん診療と妊孕性温存治療の実際』について、越田クリニック看護師長・不妊症看護認定看護師の藤島由美子様から『生殖医療における妊孕性温存治療の実際と意思決定支援』について講演をしていただきました。また、情報交換会としてディスカッションを行いました。
助成制度の現状から、婦人科がん診療の臨床知識、そして生殖医療現場における意思決定支援の実際まで幅広く学ぶことができました。特に、多様化するがんサバイバーシップの中で、患者様一人ひとりが自分らしい未来を描くための看護の役割や、施設間連携の重要性を再認識する機会となりました。
参加者のアンケートでは、講義内容に関して「行政の方の詳しいお話を聞くのは初めてで分かりやすかった」「卵巣腫瘍についての知識がなく勉強になった」「臨床現場の状況が想像でき、改めて認識できた部分もあった」等の回答をいただきました。
意見交換会では、がん治療施設と生殖医療施設それぞれの「困っていること」や「スタッフ教育」などをテーマに話し合いました。参加者からは、「他施設の取り組みを知り、自院で困っている事例のヒントをもらえた」「がん医療側と生殖医療側で深く学ばれている方とお話しできてよかった」「悩みが解消でき、今後の看護に繋げたい」など、顔を合わせた交流ならではの共有ができた様子でした。
今回の研修会には、看護職に加え、医師、胚培養士、心理士など多職種の方にご参加いただきました。それぞれの専門性を活かした活発な意見交換が行われ、施設間の連携を深めるとともに、意思決定支援の質を高めるための大変有意義な時間になりました。
今後も、がん医療側と生殖医療側の医療者が共に学び、より良い支援体制や関係性を築くことができるよう研修会を継続していきたいと思います。
関西がん治療と妊孕性温存の研修会
事務局 下西祥子